WEB集客の不都合な真実
「さて、うちもネット販促に力を入れるか。」
なんて方々も多いのではないでしょうか。
そんなとき、まずHPをお持ちでない少企業様やリニューアルされる企業様
はたまた個人の方も含めて
HP作成を得意とされるWEBデザイン会社に依頼すると思います。
そこで、完成された綺麗なHPを見て素晴らしいとお思いになるでしょう。
しかし、良いHPがあっても集客方法を理解しておらず
また、ネット広告で収益を上げたいと思っていてもノウハウが無いので
HPを制作会社に「集客までお願いできないかな?」なんて依頼することもあると思います。
そこで「できますよ」という流れになり依頼を決断するといった結果になるでしょう。
「あんだけ素晴らしいHP作成をされた企業だから、集客も頼りになる」ってつい思ってしまいますが
残念ながら、これを考えた時点でOUTです。
そもそも畑違いだということに、IT関連でお勤めの方以外は案外知らないのも仕方ないのですが
例えると
絵を描く人と売る人の違いです。
絵は描けるが売れない、これは絵かき
絵は描けないが売れる、これは商売人
この違いは大きいですよね。
物を作る人 右脳
論理的に分析する人 左脳
そもそも人種が違います。目指す方向性が違います。
集客は商売人が行うことです。
WEBマーケターはまず、「集客をして」と頼まれたとき
このようなことをパッと考えます。
何の商材ジャンル?
利用ユーザーは?
ペルソナは必要か?
セグメントはどう分ける?
ターゲティングはどこからスタート切る?
キーワード需要からデータを引っ張って試算する?
この商材の適切な媒体は?
競合分析詰める?
最重要競合は上位三社程度はベンチマークする?
一位掲載キーワードがある?
CP分けて手動で対応する?
機械学習期間を見て回収時期はどのくらい?
ディスプレイのリマケで取りこぼし阻止する?
CPCと単価的に勝負できそう?等
専門的に分析し答えを導き出し実行します。これがWEBマーケターの仕事です。
その結果、リーチを拡大させ収益に繋げます。
この精度はマーケターの力量によって決まります。
より深く分析が出来るマーケターか、次に何したらいいかさっぱりなマーケターか、はたまた次の打ち手を間違えるマーケターか
色々おります。そして、良いマーケターは成果を出します。失敗しても要因を特定し、次の打ち手で巻き返します。
この専門分野は片手間で行うものではありません。
そしてWEBデザインもまた、片手間で行うものではありません。
直接のご依頼が良い理由
小さな規模のWEBデザイン企業だった場合、WEBマーケティング特化の部隊が在籍している確率は残念ながら現状だと低いです。
我々のようなフリーランス等を安値で委託し、仕事を振っているのが現状です。
なので、実作業は我々のようなマーケターが水面下でゴリゴリ進めていることが多々有ります。
それなら、直接仕事を振って頂きたいという気持ちは正直あります。
なぜなら、その方がクライアント様も安価で済みますし、我々の受注額は増えます。
中間マージンを取られないので当然ですね。
何より、直接専門的な見解で親身にご相談をお受けすることが可能だからです。
これが最も大切なことで、大切な広告費が無駄になりにくい最善の方法です。
間に挟む人間が専門家ではない場合、そもそも情報交差がうまく伝達できないことも多く
躓く可能性も上がります。
業界全体の普遍性
WEBデザイン会社がマーケティングの依頼を受注する。
なぜこのような構図が出来てしまうかと言うと、WEBデザインの依頼がエントランスとなることが大半だからです
こういったサイトならもっと売れるのではないか?
まずはLP作り込まなきゃ!
こういったお悩みが先行したとき、真っ先に作業に取り掛かる作業者はWEBデザイナーです。
WEBディレクターという仕事の方が集客経路まで考案し、サイトワイヤーフレームを作成
それをデザイナーに依頼するといった しっかりした企業様もいらっしゃいます。
これが普通なのですが、そもそも依頼者様自体が
「サイトをこうしたい!」と強く要望があるとき
HP制作会社に頼もう。となるはずです。
そして、HP制作会社も安いところを探すとなると
デザインのみを取り扱っている企業様も多く ここから綻びが生じます。
一番最適な依頼フロー
まずHPを依頼し、完成したあと
「御社は集客まで可能ですか?」と聞くと思います。
そこで「はい、可能です。」と答えた場合
「専属のWEBマーケターはいますか?できれば有資格者でお願いします。」とジャブを打ってみましょう。
そこで
「いませんが…でも可能ですよ。Analytics分析等も行ってますので。」とまあその他色々返答がきたとします。
いません。と言った時点で、代理店としての機能はあまり積極的ではありません。
少なくとも広告代理店としては、イケてない可能性があります。
広告には資格があり、
今代理店として一線にいる企業様は有資格者が複数もしくはマーケター全員有資格徹底等、整えております。
※ただ問題なのが、資格があることと実作業で成果が出せることは全くの別物です。運用経験がなくとも資格は取れるので
どのレベルの運用者をあてがって頂けるのでしょうか。と素直に聞いてみると良いと思います。
そこで「実経験3年以上、運用額は1000万円超えで何年も改善を行っているマーケターが寄り添って運用します。」なんて
返答が来たら概ね安心でしょう。しかし、このレベルの運用者は広告費を相当かけないとあてがってもらえない可能性も高いです。
唯一、有資格者はいませんという答えでも容認できるケースが一つあります。
SEO集客を得意としている企業様です。
「いませんが…SEO集客を強みにしております。直近で上げているキーワードはこのようなものがあります。」等
エビデンスを提示してくれるようなら、SEO集客で依頼をしても良いかもしれません。
注意点としては
過去こんなキーワード上げました!とか言われても そのデータが古いもの【去年以前】とかだと
正直信憑性は低めです。サーチエンジンのアルゴリズムはものすごい速度で変化しております。
去年の施策は今年もう通用しない。といったレベルです。
日々の進化に対応できているかどうか。も一つの見極めポイントです。
結論、やはり直接ご依頼を。
やはり最短の方法は集客は専門家に。が一番確実です。
フリーランスであれば、経験豊富な敏腕マーケターが専属で担当しますので
これは一番確かな方法です。
お困りの企業様、個人様がいらっしゃったら
気兼ねなくご相談下さいませ。
堤 真一
WEBマーケティング分析家
メール:tsutsumi@web-marketing.artless.jp
Chatwork ID:tsutsumi01